車の工場の仕事で身体は鍛えられる?筋肉はつく?

 

今日は自動車工場の仕事で身体を鍛える事ができるのか?という事で書いていきたいと思います。

私は自動車工場では3つの行程の仕事を経験しましたが、それぞれ特徴がありました。

 

①細かい作業が多くて手順はものすごく多いが、力を必要とする作業がほぼない為、身体はそれほど鍛えられない。左手にボルトを複数本持ち、インパクトドライバーのボックスにボルトをセットして締めるという動作をかなりの早さで行わなければならないので、未経験だと慣れるまで時間がかかる。

 

②毎回重さ10キロ程の部品台車を手で持って台車返却レーンまで運ぶというのが作業手順に含まれていて、1日約600回、台車を3、4メートル移動させる必要がある。さらにしゃがまなければ取り付けられない部品がある為、腕と胸と足がムキムキになる。最初はリアルに30分も体力がもたない。こういうスポーツの競技でもやっているのか?と思う時もある。

 

③車種が複数あるので覚えるのが大変。車種によって作業が多かったり少なかったりするので、編成によってはめちゃくちゃ楽な時もある。ただ、逆に鬼のように作業が詰め込まれている車種が続くと地獄。そういう時は外回りの社員さんが事前に教えてくれるので、気合いを入れて全力でやるが、大体そういう時に限ってミスをしてダダ遅れする。

 

①、③は精神的にキツイ事が多かったですが、②に関しては体力的に一番キツく、最初は1日が終わると立ち上がれないぐらいの疲労感がありました。

作業手順の中に地味に重いものを運んだりする作業が組み込まれている行程は体力的にキツいですが、身体も鍛える事ができます。

ちなみに行程に入って訓練した結果、組長からできないと判断される事もあります。

そういう場合は別の作業に回されたり、2人作業でやる場合もあります。

ですので、できないからといって仕事自体を辞める必要もないですし、むしろ作業が少し楽になっていいのかもしれません。

また任された行程がキツくて、他の人がやっている行程が楽そうに見えたりする事もあるかもしれませんが、どの行程にもその行程ならではのキツさがあります。

自分だけがキツい訳ではありませんので、その辺は理解しておく必要があります。

 

という訳で身体が鍛えられるかどうかはその行程次第という事になりますが、どの行程も人間が作業できるスピードを限界まで追及してありますので、慣れるまではそれなりにキツいです。

ちなみに自動車工場で勤務した4年間でついた筋肉はやめた後、全てなくなりましたので、私のような中年が筋肉を維持する為には毎日それなりに努力する必要があると知りました。笑